2020-09-04 08:00:00

第2期 V名人戦 V-C級月組 凪なぎさ VS すず白ラパニス 感想

第2期 V名人戦 V-C級月組 凪なぎさ VS すず白ラパニス 感想の感想について記載します。自身の対局でポイントだった点や感想についてまとめておきます。 わたくし凪なぎさと対戦相手のすず白ラパニスさんとの対局になります。

目次

V名人戦って?

Vtuberの、Vtuberによる、Vtuberのため棋戦、それがV名人戦 簡単に説明すると、将棋がさせるVtuberの将棋棋戦です。 棋力帯に応じて現在はA級、B級、C級と3つのクラスにクラス分けされています。

大まかな棋力帯としては下記のような感じです。

  • A級: 2段以上
  • B級: 2級 〜 2段
  • C級: 2級以下

最上位のリーグの優勝者がV名人への挑戦権を得て番勝負を行います。

詳しくは公式の規定を参照ください。 V名人戦 規定(2020.08.29).pdf - Google ドライブ

現在(2020年9月2日時点)では第二期V名人戦が開幕しています。

公式サイトもあるので参照ください。 V名人戦公式サイト

参加者一覧や、各参加者のYoutubeチャンネルなどは過去記事にて私のブログでもまとめています。 第2期V名人戦が開幕、参加者とその組分けは? | なぎなぎブログ

中継配信 アーカイブ

本対局の様子はこちらのアーカイブから確認いただけます。

本局の棋譜

81dojoを使って対局をしています。 棋譜はこちらから参照してください。

棋譜再生 (NagisaNagi 対 SzshiroRaphanis) / 81道場 Webシステム

感想とポイント

対局についての感想や、対局時に考えていたことについて描いていきます。 ちなみにこの手のほうが良いなどは上げればきりがないので、ここでは言及しません。 あくまで対局中に考えていたこと、思っていたことと、流れが変わった場面等を記載していきます。

対局者について

わたくし凪なぎさについて

私です。

将棋に関しては最近は特に戦法にこだわりなく、何でも受けて立つスタイル。

V名人戦に関しては第1期V名人戦から参加しています。

対戦相手のすず白ラパニスさんについて

すず白ラパニスさんは第1期V名人戦から参加されている方です。 ただ第1期V名人戦の後毎週のように将棋配信をしていて着実に棋力を伸ばしている方です。

最近は右玉をよく指しているようです。

本局の感想

戦型

序盤から各交換になり、親の顔より見た角交換相腰掛け銀の形になるかと思いましたが、ラパニスさんが右玉を採用しました。

右玉相手はほとんど指したことがなかったので、あまり指してはわかりませんでしたが、とりあえず角換わり腰掛け銀のよくある形を私は目指しました。

腰掛け銀 対 右玉 の形となりました。

悪くした部分

39角打ち、49銀打ちとちょっと重そうな攻めだったので、こちらがかなり優勢だと思っていたのですが、次の局面でだいぶ悪くしてしてしまいました。

この局面で45桂馬と跳ね攻めに転じるか、58同金 同馬 なにか受けて馬をはじくかで迷いました。

本譜は58金 としたのですがこれがあまり良くありませんでした。 同馬といざ取られてみると馬を弾けるような良い受け駒がない。

69銀と打ってここでかなり苦しかったです。

しかももうここで時間は切れて秒読み

自分の棋風を考えれば攻めに転じてしまったほうがよかったですね。

将棋ウォーズとかは攻めしか基本考えてないのですが、こういう大会だとどうも慎重になってしまい変な受けばかり考えてしまいます。

ラパニスさんの攻めが光る

ここからの攻めはラパニスさんがうますぎました。

見習いたい手

どこかで勝負手として85桂とかはずっと考えていましたが、結局打たずじまいでした。

ねばりの王手ラッシュ

相当悪いと思っていましたが、壺おじで鍛えた忍耐力で粘る。 ※壺おじは高難易度で何度も心が折れる私が好きなゲームのこと 「Getting Over It」レビュー 感想 | なぎなぎブログ

持ち駒は多かったので受け切られたら即投了っていう気持ちで王手で迫っていきました。

粘った甲斐があったか、24角から相手の馬を素抜くことができ、結果としては大逆転で勝利となりました。

全体の感想

序盤は右玉相手という知らない戦型に対してうまくさせてたと思いますが、中盤以降は最後の最後までずっと苦しい展開でした。

中継終了後に別の配信で右玉の検討をしていたのですが、ラパニスさんは相当勉強してる印象を受けました。 見習わないといけないですね。

勝敗に関しては今期の対局を白星スタートできた点は良かったです。 次の対局に向けてまた頑張りたいと思います。