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第1期V名人戦 V-C級 歩(ふ)ー凪なぎさ 戦 感想

2020-02-23 00:00:00
将棋

第1期V名人戦 V-C級 歩(ふ)ー凪なぎさ 戦 感想

凪なぎさです! 今日は現在開催中のV名人戦に参加していて、対局を行ったのでその感想を書いていきますっ!

目次

V名人戦って?

Vtuberの、Vtuberによる、Vtuberのため棋戦、第1期V名人戦!
簡単に説明すると、将棋がさせるVtuberの将棋棋戦です。
棋力帯に応じていくつかリーグ分けがされています。
詳しくは 公式サイト等参照してください!
第一期V名人戦公式サイト

第一期V名人戦では下記の3つのリーグに分かれています。

  • V-A級
  • V-B級
  • V-C級

この中で私はV-C級で参加をしております。
棋力帯としては、将棋ウォーズ2級以下といったところです。たぶん。

第1期V名人戦 V-C級 歩(ふ)ー凪なぎさ 戦

本局の中継配信がアーカイブとして残っているので、興味ある方は御覧ください。

棋譜はこちら(棋譜再生 (Sora_Huhyo 対 NagisaNagi) / 81道場 Webシステム)

棋譜はこちら (棋譜再生 (Sora_Huhyo 対 NagisaNagi) / 81道場 Webシステム )

本局の感想

中継時にも感想戦を行っていますが、中継配信時には緊張して言えなかったこと、対局前の心境など赤裸々に語っちゃいますっ!

対局前

将棋の大会に参加するのは今回が生まれて始めて!
めちゃめちゃ緊張していました。その日一日はツイッターでも緊張してあたふたツイートの連投。
将棋もですが他の人の配信にお邪魔したりするのもまだまだ慣れずに緊張しちゃうのです。ヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ

twitter

こんな緊張感久々でした。twitterにも書いてますが受験の時並みの緊張。。
つまりは人生をかけた戦いっ!!そんな気持ちで挑みました!

序盤

さぁここからは実際の対局についての感想や、対局時に考えていたことについて語っていきます。
ちなみにこの手のほうが良いなどは上げればきりがないので、ここでは言及しません。
あくまで対局中に考えていたこと、思っていたことと、流れが変わった場面等を記載していきます。

本局は私の後手番に。
対局開始直後緊張からか一度頭が真っ白に。相手の手も見ずに飛車先の歩を伸ばしていました。私からの初手は8四歩。(図1)
(図1)

図1

この一手は対局直前まで棒銀で行くか、四間飛車で行くかでものすごい悩んでいました。(基本的に現状私が指せる戦法は、棒銀か四間飛車のみ)
悩んだ結果下記の理由から本局は棒銀にすることにしました

  • 最近四間飛車で勝てていない
  • 得意戦法に「棒銀戦法」と書いてV名人戦にエントリーしていた
  • 棒銀戦法の勝率は悪くない
  • 相手が居飛車党なので相居飛車で棒銀ができる

この初手を指したあとようやく自分の中で冷静さをある程度取り戻したと思います。

このあとは棒銀がうまく決まり、飛車交換まではこちらがうまくやれたと思いました。

(図1)の局面からの指し手
☖8五歩 ☗7七角 ☖7二銀 ☗4八銀 ☖8三銀 ☗4六歩 ☖8四銀 ☗7八金 ☖9四歩 ☗4七銀 ☖9五銀 ☗8八銀 ☖8六歩 ☗同歩 ☖同銀 ☗6六角 ☖8七歩 ☗7七銀 ☖同銀成 ☗同角 ☖8八銀 ☗同金 ☖同歩成 ☗同飛 ☖同飛成 ☗同角(図2)

(図2)

図2

飛車の打ち込み場所

図2の局面で後手の私の手番。飛車交換直後であるので、もちろん飛車の打ち込みを考えました。
8筋に打って駒組みをすすめるか、相手陣に打つか迷いました。
ただ、攻める流れだったのでそのまま相手陣に飛車を放り込みました。
私が指した手は2八飛打。(図3)
(図3)
図3

詰めろもかかるし(何も受けなければ6八金打ちで詰み)、角取りを受けても桂が取れると思っていました。
狙いが複数ある手は受けるのが難しい、そんな言葉をよく耳にするので、これで悪いはずはないと思いました。
しかし、このときの相手の歩さんの次の受けの手が素晴らしかった。
3八銀という角取り、桂取り、詰めろをすべて受ける手。(図4)

(図4)
図4

打たれてから景色が一変しました。
こうなってしまうと飛車は身動き取れず打ち込んだ効果が薄い。
飛車を引いて5,6筋、8筋への転換も考えるが相手からの8筋の攻めが早い。

ここで完全に私からの攻めがなくなり攻守交代。そして私絶望(lll-ω-)ズーン
私からの攻め手がなくなると、相手は居玉ながらも金銀の連携が取れた形。対する私はほぼ初期配置。この陣形差は大きい。。。
飛車と歩を使って8筋を攻られると非常に苦しい展開になるかなと思いました。

中盤

予想通り弱点の8筋を攻めてくる。
ここからはずっと苦しい展開が続きました。歩がないのもかなりつらかったですね。どこかで歩が取れれば龍の頭を叩いて、9五角みたいな手順もできるかなとは思っていましたが、、、

(図4)の局面からの指し手
☖2六飛成 ☗2七歩 ☖2五龍 ☗8二飛 ☖7一金打 ☗8三飛成 ☖7二金左 ☗8七龍 ☖5二玉 ☗8三銀 ☖8二歩 ☗7二銀成 ☖同金 ☗8四歩 ☖3四歩 ☗2二角成 ☖同銀 ☗5六角 ☖6五銀 ☗4五角 ☖4四歩 ☗6三角成(図5)

(図5)
図5

8筋をなんとか受け続けるも、馬切りからの8筋突破。
同玉の手順もあったかもしれませんが、相手の龍が上部にいるのと、金を相手が持って怖かったので同玉とは取れずに同金としました。

ここからは8筋は諦め龍が入ってきたときに玉に当たらないように早めに4三玉と上がりました。

図5からの指し手は以下
☖同金 ☗8三歩成 ☖5五龍 ☗5八金 ☖4三玉 ☗8二と ☖9三桂 ☗9一と ☖4二金 ☗5六香 ☖6四龍 ☗8一龍 ☖7六銀(図6)

(図6)
図6

ここで次に6七銀からの攻めがありそうと思い少し希望が出てきました。
ただまだ、2一龍から相手の攻めは続くので怖い。

☗2一龍 ☖3三角 ☗5五桂 ☖5四玉 ☗6三桂成 ☖同玉 ☗8五金(図7)

(図7)
図7

8五金は9三桂の効きを忘れたうっかりか、ここでまた形勢は逆転。
ただ対局中はこの8五金はなにか罠じゃないか、とったら詰み筋がなにかあるのかそんな恐怖を感じつつ震えながら時間を目一杯使い同桂としました。

逆転ではあるものの6一龍からの攻めはあるのでまだわからない状態でした。

▲6一龍には△6二金打ちはじいてようやく私の先手に。

図7からの指し手
☖同桂 ☗6一龍 ☖6二金(図8)
(図8)
図8

実はここの6二金は、6二歩と打つかどうかで迷っていました。
6二歩の場合一間龍の形なので、後々銀や角を持たれると怖いというのもありましたが、このとき私の中で6二金を決めた決定打は「二歩が怖かった」という気持ちです。何十回と歩がないことは確認しましたが、結局歩を打つことはできず。 結果的には6二金の方がいい手だったようなので今回は良かったんですけどね。

このあとの指し手は以下
☗7一龍 ☖8八歩 ☗8三歩(図9)

(図9)
図9

ここで8八歩打はいかにも遅い攻め。歩打ちは二歩が怖かったんじゃないんかい!というツッコミがあるかもしれませんが、受けの歩打ちと攻めの歩打ちって受けの歩打ちのほうが二歩の発生確率高いんですよね、たぶん。大体二歩を見かける場面は底歩だったり先程のような歩で受ける場面。なので今回は攻めの歩打ちなのでOK!

といっても、ここの歩打ちは妥協した手でもあります。
一番やりたかった手は6七銀。(図6)の局面からずっとやりたいと思っていた手ですね。
ウォーズとかであれば迷わず6七銀からの手順に踏み込んでいたと思うのですがV名人戦という大舞台であること、初めての大会で緊張していたこともあるのでその手順には怖くて踏み込めず。。

本局は△8八歩と遅い攻めの手を指して、攻め合いからの再び受けの展開に。

連続王手の千日手

連続王手の千日手

受けの局面となり玉が逃げ回っていたのですが、その途中で、▲7二龍、△6三玉、▲8三龍、△6三玉 と玉が行ったり来たりする場面がありました。
次に▲7二龍とすれば同一局面となり、千日手模様となります。↑のようにずっと同じことを繰り返せば千日手!
ここは千日手になりそうであれば、自分から7五玉から打開を考えていましたが、相手から打開してくれたのでここは助かりました。
ただこの相手からの打開は実は必須。

感想戦で聞きましたが、連続王手の千日手は王手かけてる側の負けになるというルールがあるそうで、相手側からの打開は必須だったようです。
このルール初めて知りました(・o・)
将棋のルールを知らない将棋系Vtuber お恥ずかしい(*ノェノ)

終盤

自玉は逃げ切り念願の6七の地点からの攻め!ずっと辛い展開でしたが粘ったかいがありました!ε-(´∀`*)ホッ

(図9)からここまでの指し手は以下
☖8八歩 ☗8三歩 ☖8九歩成 ☗8二歩成 ☖7七桂成 ☗7二金 ☖同金 ☗同龍 ☖7四玉 ☗8三龍 ☖6三玉 ☗7二と ☖5二玉 ☗7三と ☖4三玉 ☗3六銀(図10)

(図10)
図10

(図10)の局面から☖6七成桂、☗4八玉とした場面(図11)

(図11)
図11

ここで詰みがあります!考えてみてください。

☖5八成桂 ☗同玉 と進み、ここで龍を捨てる詰みがあることに気づきました。
この瞬間自分の心臓の鼓動が大きく響きました。心臓をバクバクと脈打つのを感じながら、龍を持って何度も確認して6八の地点に龍を叩き込む。

解説の未良々桂さん「いったー!ドラゴンスレイヤーなぎさ!爆誕!」
ここの解説のながれ面白かったのでぜひアーカイブでチェック!

投了図までの手順

詰み

投了図
投了図

ここで決着となりました。
投了図以下は玉がどこに逃げても5八金打で詰みとなります。

さいごに

1時間近くの大熱戦の将棋。ほんとにいい対局ができました!
二転三転ある対局で見ている方も楽しめたのではないでしょうか?

対局者の私はずっとドキドキしながら対局してました。
特に最後の龍を捨てる手順のところ、まさか将棋でこんな気持になる事があるなんて、自分でもびっくりしました。一生記憶に残る対局になったと思います。

対戦相手の歩さん、解説・聞き手の未良々桂さん、綾瀬綾さん、観戦・応援してくださった皆さん本当にありがとうございました。m(._.*)m

連続王手の千日手など学べることも多かったです。この対局がなければこのルールずっと知らなかったかもヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ

ドラゴンスレイヤーなぎさ! 次の対局もがんばるぞい〜