2020-05-30 23:00:00

フリーズ将棋 新人王戦 凪なぎさ VS 歩

先日2020/5/29にお将棋お姉さんVtuberの綾瀬綾主催のフリーズ将棋の大会「新人王戦」に参加し、一局目を対局しました。 今回はフリーズ将棋とは何なのかと、今回のフリーズ将棋についての感想を書いていきたいと思います。

目次

フリーズ将棋ってなんぞや?

将棋好きのVtuber、綾瀬綾(@ayaseaya_vtuber)が考案した変則将棋【Freeze!将棋(フリーズ将棋)】公式サイトよ❄️ Freeze!将棋(フリーズ将棋)公式サイト@綾瀬綾

フリーズ将棋は、「フリーズ○○」といって、次の相手の手番で指定されたコマは動かせないというルールです。 例えば「フリーズ歩」といえば次の相手の手は歩は動かしたり、打つことはできない。

細かいルールは下記を参照(を公式サイトから引用) Freeze!将棋(フリーズ将棋)のルール : Freeze!将棋(フリーズ将棋)公式サイト@綾瀬綾

Freeze!将棋(フリーズ将棋)のルール

・先手が「フリーズ銀!」と言って指すと後手は次の一手は銀を動かせない (駒台からも打てないよ)

・フリーズは相手の全ての駒にできるよ

・王手放置はできないよ ※フリーズを使っても王手放置はNGよ

・駒と成り駒は別物よ (例 飛車と龍は別物)

・打ち歩フリーズ詰めはオッケー (歩1枚で大逆転のチャンス!)

・フリーズ返しはNGよ 先手がフリーズを使ったら 後手はフリーズを使えない (フリーズ直後の一手は普通に指してね)

・連続フリーズはオッケーよ

・フリーズを使えるのは一局中3回までよ (フリーズは大事に)

フリーズ将棋 新人王戦 凪なぎさ VS 歩 対局の感想

Vtuberの綾瀬綾主催のフリーズ将棋 新人王戦が2020年5月29日から開幕しました。

第1試合として私「凪なぎさ」と「歩」さんの試合が行われました。

対局の様子はこちらを参照してください

対局前

フリーズ将棋を行うのは実は二回目です、一度目は「第三期 氷王戦」というのに参加してそのときに初めて指しています。 興味がある方はyoutubeにアーカイブがあるので参照してください。 【フリーズ将棋】凪なぎさ VS 雨宮エイスリン【第三期「氷王戦」 】 - YouTube

今回ですが、特に対策や準備をしていなかったため、対局前は不安でした。 緊張からかお腹が痛くて対局直前まで寝てました。

戦型選択

そんな中ではじまった対局ですが、私後手番となり「エクトリアシステム」を採用しました。 今回は特に事前研究をしていなかったので、フリーズ将棋において有力であろうと言われている「エクトリアシステム」を採用しました。 自分に考えて変な手指すよりかは、とりあえず定跡に倣ってという感じです。 ただ後手番でしたので、相手の指し手によっては組むのが難しかったかもしれません。

エクトリアシステム

エクトリアシステムについて軽く触れておきます。 エクトリアシステムは下図のように組んだ形のことを言います。

  • 53地点への攻めの狙い
  • 玉を「飛」、「金」、「銀」で3種類の駒で守っている

攻防にバランスが取れた囲いかと思います。 フリーズ将棋では指定した駒を動けなくできるというルールのため、複数の種類の駒で守るというのが有力であるという認識です。

駒組み

本譜ではお互いの駒組みは次のようになりました。

後手がエクトリアシステム、先手はそれをうまく受けている形です。 ただ先手の右四間飛車はフリーズ将棋では私は初めて見たので、珍しい形かと思いました。

仕掛けの局面

仕掛けの局面は次の図になります。

残りフリーズ: (先手3つ、後手3つ)

同歩であれば、フリーズ金として、79角狙い。 同銀であれば、フリーズ歩として、同飛車として攻めをつなぐ狙い。

本譜は同銀と進みましたが、この仕掛けが機敏な手で良かったという感想戦での見解でした。

詰みの局面

本譜では飛車が周り龍が敵陣に入ることができました。

ここでフリーズ将棋ならではの、フリーズ一手詰めがあります。(先手玉が詰んでます)

残りフリーズ: (先手3つ、後手2つ)

普通の将棋なら詰まないので、混乱しそうですが、フリーズ玉として、49龍までの詰みで終局となりました。

フリーズ将棋を指した感想

フリーズ将棋は、3回連続でフリーズをかける手等もあるので、すぐに詰んでしまうことがあるので非常に怖いです。 特に駒がぶつかる展開になったり、持駒を手に入れると、すぐにつまされる変化が出てくるので一気に複雑になります。 ただそこがフリーズ将棋の面白いところかなと感じました。 なんとなく、本将棋よりも、詰将棋だったりパズルに近いようなイメージがあるので、詰将棋やパズルが好きな方にはおすすめかも知れません。